どこをどう走ってもいいからさ、深夜2時半に出発したら14時間走り続けてね。
というイベントがあったら、果たして僕は参加するだろうか。
考えるまでもない。答えはNOだ。
だって、そんなのつまらない。
でもさ、同じ時間に出発してGOALは日本海の柿崎ね。渋峠の通過は必須だよ。
っていうイベントには喜んで参加する。
つまりTDNのことなんだけど、どうしてだろうか?
やっぱりGOALなのだ。
この夕日見てよ。素晴らしいでしょ!
そう、今回のTDNのGOALで、日本海に沈む夕日を堪能したのだ。
雨の中を走り続けて、期待していなかった夕日にめぐり合えた。
こんなにも高価な風景は見たことがない。

「・・・そうか!TDNがすこぶる楽しいのは、ゴールが格別だからなんだね。
もちろん、足のある者がない者を気遣い助け合って、長い距離を走るってことは、
疑う余地もないほど、素晴らしいことなのだけど、それだけじゃない。
あの場所が出口だからなんだよ。
そう、海だ。
最果ての地に辿り着いた。この先、もう自転車じゃ行くことができない。これがいいのだ。
山を越えて、谷を越えて。えっちらこっちらペダルを漕いだその先に、
果てしなく広がる海がある。
そして、夕日を浴びながら、遠くまで辿り着いたことを実感し、
この先に行けないことを痛感するのだ。
ゴールはちょっと切ないのがいいのだ・・・。」
【昨年の6月13日のブログより】
さて、振り返ろう、この素晴らしいツーリングを。
【起床〜CP1】
12時半起床。といっても2時間程度の睡眠だ。気だるいけれど走り出せば忘れてしまうだろう。ベランダに飛び出すと、路面は乾き始めている。ヤッホー!雨じゃない。無理やりバナナとパンを食しながら、装備を確認する。OKだ。ビブニッカーに半袖ジャージ、アームカバーにウインドブレーカーを纏い、いざ出発。軽いギアを選択して、飯能まで10キロの道のりを注意深く走っていると、広瀬あたりでポツポツと、根岸あたりでザーザーと雨が降り出した。きやがったな。レインスーツに着替えようか迷ったけど、一気に加速してスタート地点に到着。一通りの儀式を行った後、沢山のお見送り部隊の熱い声援をうけながら、後発隊のメンバーN@mikiさん、TAKUさん、karupapaさん、K2さん、そして僕の5名は、mizunoさんとhayanoさんのサポートを受けて、2時39分スタートした。序盤はTAKUさんが先頭固定で引っ張る。30号バイパスに入ってからは、エースK2を最後尾において、4人で回していく。多少興奮しているのだろう。ちょっと速いよ!と注意される。そうなのだ、まだまだ先は長い。ほどなくCP1到着。昨年より遅い。休憩短め。
【CP1〜CP2】
このへんは、はっきり言って楽しいコースではない。スタート後の心地よい緊張感も失せているから要注意だ。それでも、規則正しいローテーションを繰り返し、降ったり止んだりの天気の中、倉渕に向かって黙々と進む。室田からの微妙な上りに差し掛かるとN@mikiさんが遅れ始める。そして、TAKUさん、K2さんが先行する。僕はというと、karupapaさんにピッタリと張り付いて、7/11まで引いてもらう。助かった。そういえば昨年は僕がkarupapaさんを引っ張ったんだよね。実力から考えると今年の姿が自然だな。おかげでなんとかCP2倉渕三之倉7/11に到着。ここで朝食。お握りと黒酢ドリンクを食す。
【CP2〜CP3】
さて次は倉渕峠だ。N@mikiさんが程々の休憩で先行したので、僕もレインスーツを脱いで後を追う。どちらにしても後の3人に抜かれちゃうからね。N@mikiさんは調子が悪そうだな。N@mikiさんを捉えてパスすると、もう背後に3人が張りついてる。お先にどーぞ!と紳士のように道を譲って一人旅だ。K2さんは調子がいいと聞いてたけど強いね。なんとか峠を上り、またレインスーツを着用して下る。そして郷原駅を左折する。あーこの道だよ。昨年のTDNで一番辛かったのが。最後尾を走りながら、離れては追いつき、そしてまた離れるを繰り返して走った微妙な上り坂だ。今年はなんとか頑張ったのだけど、町役場あたりから斜度がきつくなるでしょ。あそこで千切れちゃいました。残念。
【CP3〜渋峠】
さーTDNのメインディッシュ渋峠まで続く上りです。ここからは一人旅ですなー。先ずは小手調べの草津の上りだけど、こんなに辛かったっけ?車は多いし、眺望もない。おまけに登坂車線区間は斜度10%だ。ここは(その先もそうだけど)ただただ辛かった。お約束の温泉まんじゅうを頬張って、いざ白根山へ。このあたりで先発組に追いつけるかなーと期待していたんだけど、逃げられている。追いついたらS山さんやmoroさん達と談笑しながら一緒に走れるのに…。ということで相変わらずの一人旅が続く。視界も悪い中トボトボと下を向いて上っていると、○○と僕を呼ぶmizunoさんの声が。やべー隠し撮りだ。カメラ前は元気よく上らないとね。でもそれは長くは続かない。ケイデンスは40前後。馬鹿だなー僕は。とっととトリプルに替えときゃよかったよ。なんて、一人ごちているとヴァナゴンが追い越していく。後ろにインタマを積んで・・・。あれN@mikiさんワープ?。僕も…と思っているうちに、ようやっと白根山手前の展望駐車場に到着。うー疲れた。昨年のほうが百倍軽やかだったのは気のせいか?。ここから渋峠まではまだ7キロ程度上る。もちろん一人旅だ。走ってるうちに気持ちが悪くなってきたぞ。なんだかフラフラするし。手も痺れる。ハンガーノックじゃないの!って決めつけて、パワージェルを服用したけど回復せず。単なる酸欠だったのかも。でも、ここで足を付くわけにはいかない。これまでの自転車生活で、坂の途中で走れなくなって足をついたのは、美ヶ原のHCで両足攣った時と、根の権現のコンクリ道だけなんだから。って自慢にならないけど、とにかくペダルを回す。そうすれば前には必ず進むのだ。次元の低い話だが、これは僕の心の支えでもある。
【渋峠〜CP4】
渋峠到着。昨年のような達成感はなし。っていうか頭の回転が鈍いし、指先が痺れて、病人みたいだ。ガスっているから、ライトを装着しようと思っても、うまくいかないし、左脇に挟んだ指つきグローブを何度も落とす始末。こんなんで下り大丈夫かい。しかしNo問題でした。TAKUさん先頭、次がkarupapaさん、そして僕の順で、一気に下る。しばらく路面はウエットで雨も時より強かったけど、絶妙なコース取りの後をついていけば安心だ。ヤッホー、やっぱりここの下りは最高だね。今日は車も少ないし、乗用車がハザード出して道を譲ってくれたりして、我が物顔でのダウンヒルです。最後の直線になって、karupapaさんは何時飛び出すのか?って期待してその背後でタイミングを探っていたんだけど不発。そのままTAKUさんが逃げ切ってCP4到着です。
【CP4〜CP5】
ここで先発組と合流。みんな渋峠を超えてニコヤカだけど、けっこー疲弊してるね。あと80キロもあるから頑張ろうね。先発隊を見送って、少し休んでからリスタートです。下りと休憩のおかげで平地でのローテーションに加われるくらいには回復した。しかしもう一つお山があるんだよなー。CP4からの距離が短いので飯山の7/11はパス。そのまま上りに突入。もちろん一人旅。復活したN@mikiさんもあっという間に視界から消えた。とういうことで一番最後にトンネル前に到着。みんなの拍手が恥ずかしかったなー。さて下りましょうか。ここからは斜度の緩やかな下りが続く。先発隊も後発隊も入り乱れて下り始める。そのうち秩序を取り戻し足の揃ったメンバーで下ったんだけど、誰と下ったんだっけ?憶えているのはGenちゃんとK2の後姿が似てるってこと。まーどうでもいいか。後半は車をパスできなくてノロノロ運転になっちゃったけど、ここの下りも楽しいね。
【CP5〜GOAL】
姫川原の7/11で最後の休憩です。一昨年はもう暗かったんだよな。ライトを装着したもんね。昨年はここからのローテーションが気持ちよかった。今年は?っていうと、やっぱり気持ちよかった。後発隊にInabaさん、Yモトさんを加えた7人で、集団走行を楽しみました。Inabaさんのスタートがやさしくて、疲れた体に心地よかったですよ。N@mikiさんも完全復活、さすがロングを知ってますね。TAKUさんは終始変わらず強かった。K2も飄々としているのだけど強いんだな。Karupapaさんは先週のレースの疲れなんて微塵も感じさせないで、最後までコマ図確認を怠らず導いてくれました。Yモトさんはお初でしたけど、強いですね。またよろしくお願いしますね。という強力なメンバーのおかげで、ヘタレたけきよ、楽しく走れました。その結果、あっという間に長峰の交差点に到達した。しかし、今回は最後のHCを避けて、その次の信号を左折する。そして北陸自動車道をオーバーブリッジで超えると…。ほどなく潮の香りとともにHハマナスの近代的な建物が見えてきた。そしてその左手にはもちろん日本海。GOALだ。今年も来たぞーと両手を天に突き上げる。走行距離268キロ。所要時間14時間8分。もーめちゃくちゃうれしいです。
(続きがあるかも…)
posted by たけきよ at 13:54| 埼玉

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自転車(ロード)
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